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誰もが一度は観たことがあると言っても過言ではない『天空の城ラピュタ』。



かれこれ30年以上前の作品ですが、今でも大人気のジブリ映画です。

テレビ放送に合わせ『バルス!』がツイートされるのも、ここ最近の流行りですね。

そんな大人気の天空の城ラピュタで、キャンプにぴったりなアイテムが登場しています。

そのアイテムとは、パズーがシータと鉄橋から落ち、飛行石の力によって無事に鉱山の洞窟へ降りたった際に使った『ランプ』です。

子供ながらに、飛行石とこのランプが欲しいと思いましたが、ランプは実際にあったんですね。

今回は、ラピュタパズーも使っているマイナーズランプを詳しくご紹介します。

ぜひ、チェックしてみてください!

ジェイディーバーフォード(JD Burford) マイナーズランプ

マイナーズランプとは?

マイナーズランプは、鉱山で働く人のために作られたランプですので、パズーが持ってるのも納得です。

ハンフリー・デイヴィー氏が1815年にマイナーズランプを開発するまで、鉱夫はロウソクを利用していました。

むき出しになったロウソクの火が炭鉱のガスに引火して爆発するといった事故により死者が出てしまうこともしばしばあり、イギリスでは1814年だけでも死者160人に達しました。

元祖オイル・ランプ『デイビー・ランプ』は、上部が白い金網、底部分がガラスで囲まれた構造になっていました。上部の金網部分から炎に必要な空気を供給し、同時に引火性ガスもランプの中で燃焼させると、ランプの外のガスには引火・爆発等を起こさないことを発見したのでした。

但し、これは金網が熱くなり過ぎたり、強い風などが吹いて火が外にむき出しになったりしてしまったときに危険だったために、後のランプには風などを防ぐカバーがつくようになりました。

マイナーズランプのもうひとつの機能はガスの検出です。炎の大小でそれが判断でき、ガスが濃いほど炎が青くなります。

マイナーズランプは石炭採掘のための地底作業をより安全なものにしましたが、逆に、それまでに行けなかったような、ガスが充満した危険な場所にまで行かせようとする指揮官がいたことから、デイビーを恨む人も中にはいました。

しかしながら彼を称賛する声もあり、彼はこのように言っていました。
「北に住んでいた頃、どれだけの鉱夫やその家族の、命や生活を救ったかという感謝の手紙を受けることほど感慨深いものはなかった」
デイビーいわく、「私は人の命を少しでも救いたかっただけ」と言い、とてつもない価値があったであろうマイナーズランプの特許取得を辞退しました。

今ではランプの外観は大きく変わりましたがその主な構造は今も変わりありません。

マイナーズランプの付け方

1. ランプの底(ベース)を反時計回りに回して取り外します。

2. 芯を口金ごと外すと、タンクの注ぎ口になります。

3. 燃料タンクに最大20mlのパラフィンオイルを入れてください。
(タンク最大容量は30mlですが、満タン付近まで入れると芯を戻した時に燃料があふれることがあります。)

4. 芯は口金から2mmまでの突出に抑えてください。

5. 芯を口金ごとタンクに戻します。

6. 点火したら、ベースをランプ部分に戻します。

マイナーズランプの消し方

1. ランプ後ろにある通気口から吹いてください。(ランプはとても熱くなりますので十分注意してください)

マイナーズランプの燃料

マイナーズランプの燃料はこちらの「パラフィンオイル」となります。

オイルランプ専用に開発したオイルで、揮発性が低いため、ホワイトガソリンやアルコール燃料と比べると安全性が高い燃料となります。

マイナーズランプのまとめ

いかがでしょうか?

ファミリーキャンプもそうですがソロキャンプにもバッチリですね。

キャンプの夜を優しく照らしてくれる、おすすめのランプとなります。

ぜひチェックしてみてくださいね!


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